フリーランスになる前のチェック項目
プログラミング言語を学習したのち、フリーランスの道に進むことを検討しているなら、実際に踏み出す前にここで挙げるチェック項目を確認してみましょう。
仕事にありつけるかは自分次第
フリーランスになる前に、チェックすべき項目があります。その一つが、まず仕事にありつけるかは自分次第という点です。
会社員は会社が用意してくれた仕事をこなす一方、フリーランスは自分で仕事を探してこなければなりません。フリーランスのシステムエンジニアの場合、自ら企業に営業をかけて案件を依頼してもらったり、知り合いから案件を紹介してもらったりする必要があります。会社員のように、毎日決まった時間に会社に行って、決められた仕事をこなすという働き方とは大きく異なります。自分で仕事を取ってくる必要がありますので、積極的に行動できる人でなければなりません。
また、案件がない時期もあるかもしれません。そのような時でも、自分で勉強したり新しい技術を習得したり、将来の仕事につながる活動をする必要があります。自ら計画を立て、それに向かって努力できることがフリーランスには必要です。
自分を律する必要性
システムエンジニアがフリーランスの道を選ぶ場合、社会人の頃以上に自分を律する意識が必要になるでしょう。フリーランスは、会社員と異なり、労働基準法が適用されません。そのため、働く時間や休む時間を自ら管理する必要があるのです。
フリーランスのシステムエンジニアのなかには、納期が迫ると長時間労働になりがちな人も少なくないでしょう。フリーランスは定時という概念がないため、休みなく働き続けるような生活を続けていると健康を損なう可能性が高まります。フリーランスは自由な働き方が魅力ですが、自由だからこそ計画的に行動することが重要です。また、日進月歩で常識が入れ替わる業界でもあるため、常にスキルアップに努めなければ将来仕事がなくなってしまうかもしれません。自由を満喫し過ぎるのはリスクがあります。フリーランスで成功するには、自分に厳しく、計画的に行動できるかどうかが重要です。自分に甘すぎる人は、フリーランスには向いていないかもしれません。
一喜一憂しないポジティブさ
まずいえるのが、フリーランスとしてすぐに成功する人はほとんどいないということです。しっかりと準備をしたうえでフリーランスに舵を切っても、軌道に乗るまでは時間がかかります。特に最初の頃は、収入が不安定になりがちです。会社員のように毎月決まった額の給与がもらえるわけではないので、収入が少ない月もあれば多い月もあります。例えば、大きなプロジェクトを受注できれば収入は増えますが、プロジェクトが終われば収入は減ります。
また、人脈作りも同様に、すぐに安定した関係性を築けるわけではありません。時間をかけて信頼関係を築いていく必要があり、決して簡単なことではないのです。このように、フリーランスの仕事は収入も人間関係も不安定です。そのため、うまくいかないことがあっても一喜一憂せず、前向きに頑張れる人がフリーランスに向いています。
