3位から1位
数多くの種類があるプログラミング言語には、高いシェア率を保っているものも数多くあります。その中でも特に多くのエンジニアに利用されている言語のランキングより、3位から1位までをご紹介していきます。
3位 C++
C++は、汎用プログラミング言語の一種です。1983年にベル研究所のコンピュター科学者によってC言語の拡張として開発されました。その後も様々な機能が追加され、1990年代を過ぎると最も使われるプログラミング言語の一つになりました。2016年現在で最新バージョンとされているのは「C++14」と呼ばれているものです。静的なシステム型を持っていて、複数のプログラミングパラダイムを組み合わせることにより、表現力と効率性を向上させています。原則として使用しない機能に手間を要さないことを重要視しています。これまでに言語仕様の拡張が繰り返されてきたという経緯もあってか、複雑で理解しにくい言語とも言われていますが、今もなおC++に対する要望は多く、さらなる改善や機能の追加が行われると予想されます。
2位 C
Cの歴史は古く、1972年ベル研究所のデニス・リッチーが中心となって開発されました。古くからあるCが多く活用されている理由として汎用性の高さがあります。パソコンのみならず機械への組み込みやスーパーコンピューターまで、あらゆる分野で活用できる多様性があります。そのため、プログラムを作成したり使用したりするための補助ソフトも充実しており、無償のものも多いので利用しやすいという利点があります。
かなり前に開発された言語ということもあって、文法は複雑で習得しにくい言語でありながら、プロアマ問わず多くのプログラマに多大なる影響を与えています。C++やJava、C#など、Cに関連した後続言語も多数ある中、今でもCは最初に覚えるプログラミング言語の上位に存在し、様々なシステム開発現場で幅広く活用されています。
1位 Java
かなりの種類が存在しているプログラミング言語の中でトップのシェア率を誇るのがJavaです。この言語は、かつて開発されてきた多くの言語の良い部分を採り込み、不要な部分は削って欠点を改善させるような形で開発されました。
主な構文はCやC++から引き継がれ、不要な操作は除かれています。オブジェクトモデルはObjective-Cなどの簡潔さが採用されています。Javaが活用されている分野は幅広く、スマートフォンや電気製品等の組み込みシステム、大規模なデータベースなど、人々の生活を支えているあらゆる分野において活発に使用されています。